今回は、Netflixで配信中のスペイン発ゲイドラマ『Smiley』をピックアップします。
「どうせいつものキラキラしたBLでしょ?」と思っているアナタ。…甘いです。これは、マッチングアプリのプロフ写真に騙され、メッセージの既読スルーに一喜一憂し、理想と現実のギャップに悶絶する、リアルなゲイのための「大人のラブコメ」なんです。
バルセロナの美しい街並みを舞台に繰り広げられる、最高にキュートで、時にほろ苦い物語。その魅力を徹底解説します!

『Smiley』ってどんなドラマ?
物語の始まりは、一通の「間違い電話(ボイスメッセージ)」。
失恋したばかりのムキムキなバーテンダー、アレックスが、自分を振った元カレに文句を言おうと電話をかけますが、番号を間違えて見知らぬ男の留守電にメッセージを残してしまいます。
そのメッセージを受け取ったのが、建築家で映画オタクのブルーノ。
性格も趣味も、タイプも正反対。本来なら一生交わるはずのなかった二人が、この間違い電話をきっかけに出会い、反発し合いながらも惹かれ合っていく…という、王道にして最強のロマンティック・コメディです。

キャストが「ゲイの理想」を詰め込みすぎている
このドラマ、とにかく主演二人のキャスティングが神がかっています。
- アレックス役(Carlos Cuevas)
「これぞスペインの美男子!」という完璧なルックス。ジムで鍛え上げた肉体美と、時折見せる子犬のような切ない表情のギャップに、全視聴者がノックアウト必至です。ちなみに彼は、人気ドラマ『メルリ』のスピンオフでもゲイ役を演じていた、スペインゲイ界のアイコン的存在。



- ブルーノ役(Miki Esparbé)
インテリで少し神経質、クラシック映画を愛する「こじらせ男子」。アレックスのような肉体派とは正反対のタイプですが、彼の知的でユーモアのある振る舞いは、見れば見るほどチャーミング。


この「肉体派バーテンダー × 知的な建築家」という組み合わせ、設定だけで白飯3杯はいけますよね。
ゲイ視点での「ここが面白い!」3つのポイント
① 「マッチングアプリあるある」の解像度が高すぎる
プロフ写真と実物の違い、メッセージの「既読」を待つあの独特の焦燥感、そして「この人はタイプだけど、中身が合わないかも…」という葛藤。ゲイなら誰しもが経験する「現代の恋愛の悩み」がリアルに、かつコミカルに描かれています。
② 「赤い糸」伝説と運命の描き方
このドラマの大きなテーマの一つが、意外にも日本でもおなじみの「運命の赤い糸」。
「自分にぴったりの相手はどこかにいるのか?」という普遍的な問いを、バルセロナのおしゃれな街角で展開する演出がとにかく小粋。タイトルの「Smiley(絵文字の😊)」の使い方も絶妙で、SNS世代の僕たちには刺さりまくりです。
③ サブキャラたちの多様な「愛のカタチ」
主役の二人だけでなく、周囲の人々の描写も深いです。
- 倦怠期を迎えたレズビアンカップルのリアルな悩み
- 熟年ゲイが直面する孤独と、新たな出会い
- ドラァグクイーンが経営するバーでの温かい交流
「若くてイケメン」だけがゲイの人生じゃない、という多様な視点があるからこそ、物語に深みが出ています。
最後に:週末にシャンパン片手に観てほしい!
『Smiley』は全8話。1話30分程度なので、週末のイッキ見に最適です。
「恋愛なんて面倒くさい」と思っている独身のあなたも、「パートナーとの刺激が足りない」と感じているあなたも、観終わった後にはきっと「やっぱり恋っていいな」と、タイトル通り笑顔(Smiley)になれるはず。
スペインの熱い夜風を感じながら、アレックスとブルーノの恋の行方を見守ってみませんか?




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